「インプラントは第二の永久歯」

インプラント治療は、「第二の永久歯」と呼ばれ、失われた歯を取り戻すために有効な治療です。

固定式のブリッジのように健康な歯は削ってしまうのは非常にもったいないので、とても良い選択肢だと思います。

しかし、患者様にとっては色々と不安があるかもしれません。

そこで、インプラント治療を受ける前に知っておいて頂きたい注意事項についてご説明していきます。

みんなが気にしている6項目

みなさんが気にかけている6項目をまとめてみました。

少しでも参考にしていただければと思います。

①治療の費用

インプラント治療は、健康保険に含まれない治療法となりますので、他の治療法と比べて高額になります。

インプラントの種類や本数、そしてクリニックによっても値段は異なります。

高額な治療となるので、事前に治療費の見積りを受けることが大切です。

また、治療費の分割払いやデンタルローンなどができるかの確認もしておくと良いでしょう。

②治療期間

インプラント治療はお口の中の状態によって、治療期間が異なります。

長持ちする治療を行うためには、手術前にしっかりと噛み合わせを確認し、歯周病をコントロールした上でインプラント治療に入っていく必要があります。

またインプラントを植えた後には骨との結合を待つ期間があり、治療期間が長引く可能性もあります。

治療期間は、患者様のお口の状態やインプラントの種類や本数によって異なりますので、契約前に担当の歯科医師に確認しておくことをお勧めします。

③アゴの骨の状態

インプラント治療は、アゴの骨の状態が重要な要素となります。

顎骨の状態によっては、インプラント治療の前に骨を増やす処置が必要なこともあります。

治療前に、レントゲンやCT撮影を行うことで、適切な治療法を選択することができます。

また骨を増やす手術をしていないクリニックではインプラント治療を断られることも多くあります。

その場合は他の先生の意見を聞いてみる（セカンドオピニオン）も1つの方法です。

④治療中の不快感や術後の腫れや出血

インプラント治療は、外科処置を伴う治療法になります。

治療中は局所麻酔や静脈内鎮静法を使用することで痛みを感じることはありませんが、手術後はしばらくは違和感を感じることがあります。

治療後に痛みや腫れ、わずかな出血を伴うことがありますので、手術後に適切にお薬の内服をして頂くことで、この症状を最小限に抑えることが可能です。

⑤インプラント治療の合併症

インプラント治療を行う口腔内には様々な神経や血管が走っているため、合併症が起こる可能性があります。

例えば、治療中に神経を傷つけてしまうと神経障害が残ったり、血管を傷つけてしまうと出血が続くことなどが挙げられます。

また術後に感染を起こしてしまう場合もあります。

これらの合併症は、迅速に対応することが大切になりますが、対処法は歯科医師の技術や経験によって異なりますので、インプラント治療の経験の豊富な歯科医師や専門の先生の方が安心でしょう。

⑥インプラントの寿命

インプラント治療にも寿命があります。

治療開始時の治療計画や治療後のメインテナンスの方法によって異なりますが、10年程度から20年以上使用できる場合もあります。

インプラントは定期的な歯科検診や適切なケアを続けることで、寿命を延ばすことができます。

治療終了後は、歯科医師や衛生士から歯磨きの方法を教わり、きちんとしたケアを継続することが大切です。

適切なケアを怠ると、インプラントの周りに感染を起こし、インプラントがダメになることもあります。

クリニックでのメインテナンスも定期的に受診することが必要です。

以上インプラント治療を受ける前に知っておきたい注意事項のご紹介でした。

一生使える快適なインプラント生活を送りましょう！

治療に入るまでには、これらの不安な点について担当の先生と十分に話し合い、自分にとって最適な治療法を選択することが大切です。

また、治療後も定期的なメインテナンスや適切な口腔ケアを続けて頂き、インプラントを大切に使って頂ければと思います。

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