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news/ インプラント症例虫歯で抜歯が必要になった部位に抜歯と同時にインプラント治療と骨再生療法を同時に行い、治療期間を最短にできた症例

インプラント症例

虫歯で抜歯が必要になった部位に抜歯と同時にインプラント治療と骨再生療法を同時に行い、治療期間を最短にできた症例

経緯

患者様は奥歯の銀歯が取れたということで受診されました。

取れてしまった奥歯を見てみると、根っこだけの状態になってしまっており、しかもその根にはまだたくさん虫歯が残っており、とても歯を残せる状態ではありませんでした。

歯の神経を取ってしまった歯は中で虫歯になっていても痛みを感じるセンサーがなくなってしまっているので、気がつくと虫歯が進行してしまっていることがあります。また銀歯は虫歯になりやすいため、古い銀歯はその可能性が高くなってしまいます。

しかし、患者様はまだ20代とお若くて歯を抜歯してブリッジにすることに関してとても抵抗感がある様でした。

この患者様の問題点は歯を抜いてしまうと、骨が全然残っていないため、骨を作り治療(サイナスリフトやソケットリフト)をしなければなりません。

この術式はとても信頼できる方法なのですが、問題点としては治療期間が長くなってしまうことです。

例えば、先に抜歯を行うと、

抜歯して、3ヶ月待って、サイナスリフトをして6ヶ月待って、インプラントを埋入して6ヶ月待って…

と1年以上掛かってしまう術式になります。

この患者様はお仕事も忙しく、そんなに待つのは難しいとのことでした。

そこで抜歯と共にインプラント治療を行い、同時にサイナスリフトをすることで治療期間を最短にするという術式を選択しました。この術式よりインプラントだけであれば合計8ヶ月ほどで治療を終えることができました。

今回のことを教訓にインプラントの両隣の歯も虫歯になりにくいセラミックに交換し、今後他の歯が長持ちする様にと積極的に治療を受けてくださいました。

ここからはメインテナンスが大切になりますので、慎重に噛み合わせなども見てく予定にしています。

術前術後の比較

レントゲン写真

口腔内写真

治療詳細

年代・性別20代・女性
治療のリスク・副作用・外科処置が伴うため、術後に痛みや腫れ、出血を伴います。
・治療後のメインテナンスを怠るとインプラントの歯周病(インプラント周囲炎)になる可能性があるので、定期的に歯科医院で口腔ケアが必要になります。
治療期間約10ヶ月
治療費用総額:約85万円(税別)
内訳:
・インプラント治療:45万円(税別)
・サイナスリフト:25万円(税別)
・セラミック2ヶ所:15万円(税別)

監修者情報

福居 希(医学博士、口腔外科認定医)
大阪医科大学口腔外科で口腔外科認定医および医学博士を取得した。またアメリカのカリフォルニア大学(UCLA)のインプラント科へ留学し、インプラント治療を学んだ。
現在はフリーランス外科医として出張手術を行う傍ら、スタディーグループsurgical Implant Instituteを主宰し若手歯科医師を対象にインプラント外科を教える場の提供や講演会などでの発表をおこなっている。

診療時間
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(※土曜にセミナーがある週は木曜に振替診療します)

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