24/11/19
入れ歯とインプラント治療の違いは?併用する治療法や費用についても解説
私が奈良市で開業をして約半年が経過し、当クリニックにもありがたい事にたくさんの方に無料相談を受けていただいております。
そこで患者様とお話をしている中でみなさまに共通点を見つけましたので、少しお話できればと思います。
当院に来られる患者様は大きく二つの方々に分けられます。
○ある方々はこの機会に今までのお口の中を見直して、全体的な治療計画を立てる患者様方。
●もう一方の方々は歯を抜くことになったから、入れ歯やブリッジよりはインプラントの方が良いと判断されてその部分だけの治療を希望される患者様方。
当然後者の方の方が多くいらっしゃいます。
なぜなら、患者様ご自身で今回歯を失うことにいたった原因を把握されていらっしゃる方は少ないからです。
例えば、交通事故で歯を失ったなどの突然の予測不可能な事が原因で歯を失った方は、お口の中に潜在的なリスクは無いこともありますが、ほとんどの患者様は今回歯を失うことにいたった原因があります。
例えば
など、その患者様それぞれにリスクが潜んでいます。
このリスクを無視して、『とりあえずインプラント』をした場合、次はインプラントに必ずトラブルが起きます。
高額な治療費を払って治療を受けた患者様からすると、治療したばかりのインプラントにそのようなトラブルが起こると、感情的にも受け入れられないですし、インプラント治療自体がは悪い治療だと誤解される患者様もいらっしゃると思います。
このことがきっかけでインプラント治療にトラウマを感じる患者様や患者様とクリニックの関係が悪化してしまう患者様、また訴訟問題にまで発展してしまうこともあります。
このような理由から、当院ではインプラント治療をご希望の患者様には歯を失った原因を徹底的に探して、その原因をクリアしながらインプラント治療を受けていただくことをお勧めしています。
具体的には
などを組み合わせて、安心してご自身の歯もインプラントも長く使っていただけるようなお口の環境作作りに励んでおります。
ですので、歯を抜くことになったとしても『とりあえずインプラント!』はちょっと止めて、きちんと全体のお口の中の環境を診断をした上で安心して食事が取れるように治療を受けていただけると安心です。
福居 希(医学博士、口腔外科認定医)
大阪医科大学口腔外科で口腔外科認定医および医学博士を取得した。またアメリカのカリフォルニア大学(UCLA)のインプラント科へ留学し、インプラント治療を学んだ。
現在はフリーランス外科医として出張手術を行う傍ら、スタディーグループsurgical Implant Instituteを主宰し若手歯科医師を対象にインプラント外科を教える場の提供や講演会などでの発表をおこなっている。
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