24/10/09
「根管治療 vs 抜歯してインプラント」どちらを選ぶ?
2022年12月に大阪府枚方市の開業医の先生にご依頼いただき、出張手術で行なった水平的・垂直的GBRの経過をご報告いたします。
手術時のブログはこちら↓
・右下456骨造成術 (水平的・垂直的GBR)
骨補填剤:Bio-Oss (Xeno-graft)
Miner-Oss (FDBA Cortical)
メンブレン: 非吸収性のハニカムメンブレン(モリタ社)
術後、一番懸念されていたハニカムメンブレンの露出は認めず、良好な経過を過ごしました。
当初の予定通り術前の計画通り、術後約半年でCT撮影を行い、問題がなさそうなことを確認しインプラント埋入手術を計画致しました。
ハニカムメンブレン直下には一層の軟組織の形成を確認し、造成骨のボリュームは保たれていたそうです。
インプラント埋入後も骨質は問題なく追加のGBRも不要だったとのことです。
(このインプラント埋入手術は紹介元の宮園歯科で院長先生が行われいます。)
初期固定は良好でしたが、創部は完全閉鎖として二回法を選択されたそうです。
術後の経過も良好で、造成骨の骨質やボリュームも良好で非常に良い結果につながると考えられます。
今回の患者様のように私が出張手術もしくはご紹介できちんと骨造成術を行うことで、紹介元の先生は安心してインプラント埋入術を行うことができます。
このようにお互いの強みを活かして、患者様により良い治療を提供することができればと思っております。
福居 希(医学博士、口腔外科認定医)
大阪医科大学口腔外科で口腔外科認定医および医学博士を取得した。またアメリカのカリフォルニア大学(UCLA)のインプラント科へ留学し、インプラント治療を学んだ。
現在はフリーランス外科医として出張手術を行う傍ら、スタディーグループsurgical Implant Instituteを主宰し、若手歯科医師を対象にインプラント外科を教える場の提供や講演会などでの発表をおこなっている。
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