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news/ インプラント症例折れてしまった歯を部分矯正で挺出させ、抜歯を回避できたためインプラント治療を免れることができた症例

インプラント症例

折れてしまった歯を部分矯正で挺出させ、抜歯を回避できたためインプラント治療を免れることができた症例

1週間前に歯が折れたとのことで当院にご相談に来てくださいました。口腔内を診察してみると、被せ物が真っ二つに割れてしまっていて、ほぼ根っこだけの状態になっていました。

ご自身でも歯ぎしりの癖があることは自覚されていたようで、マウスピースを使われているそうですが、それでも強い力がかかってしまったようです。

患者様ももう抜歯するしかないのかなと半ば諦めて、インプラントのご相談に来てくださったそうです。

当院にてレントゲンやCTを撮影し、本当に抜歯が必要なのか診断をしていきました。

幸い、この歯はある程度の根の長さが残っており、根にヒビは入っておらず、歯周ポケットも深くなっていないことから、残せる可能性があることをお伝えしました。

しかし、このままでは歯茎から見える部分の歯は虫歯になっていて、被せ物を作ることができかったため、歯の部分矯正(挺出術・エクストルージョン)を行い、歯の健康な部分を歯茎の上にまで引き上げた上で、長持ちするセラミック治療を丁寧に行なっていきました。

術前術後の比較

写真を見ていただくと分かるように、金属のフックを使いながら徐々に歯を引っ張りでして、歯茎より上に健康な歯がある状態にしていき、形を整えていきます。

術前術後を比較すると分かるように、歯を引っ張り出す分数ミリは根の長さが短くなるため症例の選択は重要ですが、今回はこの処置を選ぶことでインプラント治療を回避することができて患者様にも大変喜んでいただきました。

当院はインプラント専門医院ですが、残せる歯はなんとか残して少しでもインプラントをする年齢を遅らせることができれば、患者様にとっても良いと考えております。

やはりご自身の歯に勝るものはないので、良い状態で歯を残しながら治療ができるのであれば、できる限り残しながら進めていければと思います。

治療詳細

年代・性別40代・女性
治療のリスク・副作用・根が短くなるので、動揺が出る可能性があります。
・挺出後に外科処置が伴うため、術後に痛みや腫れ、出血を伴います。
・治療後のメインテナンスを怠ると歯周病になる可能性があるので、定期的に歯科医院で口腔ケアが必要になります。
治療期間約6ヶ月
治療費用総額:25.3万円(税込み)
内訳:
・歯の挺出術:11万円(税込み)
・歯内療法(単根歯):3.3万円(税込み)
・セラミック治療:11万円(税込み)

監修者情報

福居 希(医学博士、口腔外科認定医)
大阪医科大学口腔外科で口腔外科認定医および医学博士を取得した。またアメリカのカリフォルニア大学(UCLA)のインプラント科へ留学し、インプラント治療を学んだ。
現在はフリーランス外科医として出張手術を行う傍ら、スタディーグループsurgical Implant Instituteを主宰し若手歯科医師を対象にインプラント外科を教える場の提供や講演会などでの発表をおこなっている。

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