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コラム

インプラントの寿命が減る原因や長持ちさせる方法、壊れた際の対処法について

インプラントの寿命が減る原因や長持ちさせる方法、壊れた際の対処法について

インプラント治療をご検討されている患者様から、『インプラントの寿命は半永久的って本当ですか?』といったご質問をいただくことがあります。

実際にインプラントは数十年にわたって長期的に使用されているケースもありますが、何らかのトラブルによってインプラントの寿命よりも早くに脱落してしまうようなケースもございます。

せっかくインプラント治療を受けるのであれば、できるだけ長持ちさせたい、インプラントの寿命を縮めないために注意したい、と考える患者様は多いかと思います。私としても患者様にはなるべくインプラントを長く使用していただければ嬉しいです。

そこでこのページでは、インプラントの寿命や長持ちさせるためのポイント、寿命を縮めないための注意点などを、インプラント治療を専門としているLOHASデンタルクリニック院長の福居が解説します。

目次

インプラントの平均寿命は何年くらい?

インプラントの平均寿命は何年くらい?

まず、「インプラントの寿命」とはどういう定義でしょうか。

  • インプラントが折れた
  • インプラントが抜けた
  • インプラントの被せ物が割れた
  • インプラントの周りが腫れている

など、インプラント治療には様々なトラブルが挙げられます。

恐らく患者様のイメージされる”寿命”とはインプラントが抜け落ちることをイメージされていると思いますが、この寿命を定義するためにインプラントの歴史から少し紐解いていければと思います。

人工歯根型インプラントの歴史

人類初のチタン製インプラント治療

現代のチタン製のネジを使ったインプラント治療は1960年代にスウェーデンのP.I.ブローネマルク先生が発見し、人に応用されるようになりました。ブローネマルク先生が人類初のチタン製インプラント治療を初めて行なったのは、同じスウェーデン人の整形外科医のヨスタ・ラーソン博士でした。ラーソン博士は2006年に亡くなられましたが、41年間の間インプラントは問題なく機能していたそうです。

日本でのチタン製インプラント治療

日本にこの人工歯根型のチタン製インプラントが導入されたのは1983年でした。当時、東京歯科大学の助教だった小宮山彌太郎先生がスウェーデンのP.I.ブローネマルク先生のもとで学ばれ、日本に現代のインプラント治療の治療法を持ち帰られました。

現代インプラントの最長寿命

現代インプラントの最長寿命

つまり、日本に人工歯根型のチタン製インプラントが導入されて約40年になるので、日本国内での最長の寿命は40年間ということになります(日本で埋入された方に限定されます)。

では実際にインプラント治療を受けられた患者様はみなさん40年間インプラントを保たせることは可能なのでしょうか。

残念ながら現実的にはインプラントを40年保たせることは非常に難易度が高いことになります。なぜならインプラントも人工物になるので、使っている間に上記でご説明したようなトラブルが起こることがあります。軽度なものであれば、被せ物にヒビが入るなどの比較的簡単に治療ができるものから、インプラント本体のネジにトラブルが起こるものまで様々です。

また、インプラントが埋入された時の口腔内の状況や患者様のお身体の体調などによってもこの寿命は左右されます。

したがって、インプラントの寿命は非常に様々な要素によって決まるため、個人差が大きくなります。

インプラントの平均寿命

当院でもインプラントの平均寿命を患者様に質問される事がありますが、10年から15年とお答えしております。この根拠になるものは”インプラント治療の生存率”を示す論文を引用しています。

この研究は2019年にイギリスのオックスフォード大学のMark Staven Howe先生らが行なった研究結果で、この論文の内容を要約すると、インプラントが埋入されて10年経過した口腔内を確認すると、インプラントがどのくらい残っているか、トラブルが起きていないかを調査した論文になります。

この論文の結果は96.4%のインプラントが口腔内に残っていたという結果でした。

参考文献:Long-term (10-year) dental implant survival: A systematic review and sensitivity meta-analysis

また、イタリアのトリノ大学のMario Roccuzzo先生らが2022年に報告した研究結果では、インプラントが埋入されて20年経過した口腔内を確認すると、93%のインプラントが口腔内に残っていたという結果でした。

つまり、現代のインプラントの品質であれば、きちんと埋入されたインプラントであれば15年くらいは大半は残っていたという結果になります。

参考文献:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/jcpe.13716

ただ、残念ながら30年・40年の経過を追った論文がないため、正確な寿命をお伝えすることが難しいのが現状になります。

例えば、歯並びも綺麗で歯周病も虫歯もなく健康な患者様に、1本のインプラント治療をする場合は40年間保たせられる可能性も十分あるように思いますが、歯並びに不正があり、歯周病や糖尿病の既往がある患者様に1本のインプラント治療をした場合に40年間保たせられることは非常に不安要素が多くなります。

入れ歯(義歯)やブリッジの平均寿命は?

インプラントと並んで、歯がなくなった部位を補う入れ歯やブリッジの寿命はどのくらいなのでしょうか。

入れ歯の寿命

入れ歯の寿命

一般的な入れ歯の寿命は4年〜5年と言われています。その間にも歯茎に痛みが出ると随時調整は必要になります。稀にずっと同じ入れ歯をお使いの患者様もいらっしゃいますが、入れ歯の歯の部分が削れていくなど劣化すると、噛み合わせが変わってしまいます。ある程度定期的な作成が必要になります。

また、入れ歯は周りの歯に負担が掛かるので、フックのかかっている歯がダメになってしまうと、新製が必要になってしまいます。

ブリッジの寿命

ブリッジの寿命

健康保険のブリッジの寿命は7年〜8年が目安と言われています。ブリッジは入れ歯と違い、固定式の治療になるので、患者様の満足度が高い治療法になります。ただ、この治療も両隣の歯に負担が掛かる治療になり、前後の歯が繋がってしまうことで歯ブラシが難しくなるので、万能ではありません。

このように平均寿命で見ると、入れ歯やブリッジと比較してインプラント治療の方が平均寿命は長くなります。しかし、どの治療も患者様の口腔内の環境やお身体の状況に左右される要素もあるので、平均寿命は参考までになると思います。

つまりインプラント治療の非常に大きなメリットとしてはブリッジや入れ歯のように周りの歯に負担をかけずに噛み合わせを回復できるという点にあります。

インプラントが寿命の前にダメになってしまう原因

インプラントが寿命の前にダメになってしまう原因

治療費用が高くて、外科処置が必要になるインプラント治療。患者様のできる限り長持ちさせたいという気持ちは我々歯科医師も同じです。

ではインプラントの寿命が短くなってしまう原因はどこにあるのでしょうか。

この原因をクリアすることでインプラントの寿命は長くできると思います。

①手術前のインプラント治療計画

インプラントは家で例えると「柱」になります。この柱を立てる設計図がきちんと定まっていない中でとりあえず歯が抜けた部分にインプラントを埋入していく治療ではなかなか良い結果を得ることはできません。長期的なことも見定めた治療計画を立てた上で、インプラント治療を行うことが重要になります。

②歯科医師の治療技術の不足

②歯科医師の治療技術の不足

さて、インプラントの治療計画が決まれば、次はインプラントを埋入していく段階になります。骨もしっかりと残っていれば良いのですが、患者様によっては骨が溶けてしまっていたり、歯茎が下がってしまっていたりなどお口の中の状態は様々です。

この手術の結果を大きく左右するのは歯科医師の技術力です。家を建てる際の職人の技術が重要になるのと同様です。

③歯科医院の環境

手術を受ける環境もとても大切です。理想的には大学病院のような手術室で皆様が手術を受けることができれば安心なのですが、実際には街の歯科医院でインプラント治療を受ける患者様が大半です。

せめて手術がきちんと行えるような施設を選んでいただいた方が安心だと思います。

④インプラント体の質が悪い

インプラントを取り扱っているメーカーは国内でも30社を越えます。その中でも質が高いものから、コピー商品まで様々あります。ですので、激安インプラントを売りにしているクリニックでは材料コストを抑えるために、安いインプラントを使用していることが多くなります。

インプラントを長持ちさせるためには安心して使えるインプラントメーカーのものを埋入してもらうことをお勧めします。

⑤喫煙習慣

⑤喫煙習慣

タバコとインプラントや歯周病は非常に相性が悪く、インプラントの寿命を短くする要因として様々な研究結果が出ています。しかし、なかなか禁煙が難しいことから喫煙者であってもインプラント治療は行われています。

インプラントを少しでも長持ちさせるためには禁煙は必須になります。

⑥全身状態

インプラント治療は全身の健康と非常に密接に繋がりのある治療になります。

例えば糖尿病が悪化すると、歯周病が悪化する傾向にあるためインプラントの寿命は短くなります。また、骨粗相症に対する強い薬はインプラントとの相性が悪くなります。

病気の種類によってはインプラントよりも全身の病気の治療を優先しなければならないこともあるので、主治医同士の連携が大切になります。

⑦治療後のメインテナンス

インプラント治療は歯が入って噛めるようになれば治療が終了という気になってしまいますが、大切なことはその良い状態をいかに維持していくかが、より大切になります。

また顎骨の成長は成人を過ぎてからも続くので、徐々に噛み合わせが変化していくことがあります。その変化にインプラントはついていくことができないので、定期的に噛み合わせの確認などをしていく必要があります。

⑧インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)

⑧インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)

インプラントも歯磨きが上手にできていないと周りの歯茎や骨に影響を及ぼす「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」になってしまいます。

「インプラント周囲粘膜炎」はインプラントを取り囲む歯茎だけに炎症が起きている状態なので、清潔に保つようにすることで改善する可能性があります。

しかし、「インプラント周囲炎」は周りの骨にまで影響が出ている状態になるので、次の治療が難しくなります。

⑨ご自身でのセルフケア

たとえ3ヶ月ごとに歯科医院でメインテナンスを受けていただいたとしても、毎日のご自身の歯ブラシが上手にできていないと歯茎に炎症が起きてしまいます。

ですので、まずは歯磨きが上手になっていただき、炎症が起きないように徹底することが大切です。

⑩歯ぎしりや食いしばりの習慣

もともと歯ぎしりなどの習慣があるのであれば、担当医に伝える必要があります。また無自覚にされている方も多いです。

歯ぎしりなどによって、インプラントの被せ物が欠ける、ネジが緩む、また稀にインプラント体自体が折れてしまうなどのトラブルの原因となるので要注意になります。

インプラントに寿命がくるとどうなるの?

インプラントに寿命がくるとどうなるの?

インプラントやその周りにトラブルが起きるとどのような症状が出るのでしょう。そのサインを見逃さないことで大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

①インプラントの周囲に出血が起こる

インプラントの周りに炎症が出始めると、不思議なことに痛みはすぐ出ることはありません。ただ、歯磨きの時にインプラントの周りの歯茎から出血を起こします。この炎症のサインを見逃さず、きちんと歯磨きを徹底すること、歯科医院でチェックを受けることが早期発見の鍵になります。

②インプラントの周囲に痛みや排膿が起こる

炎症がさらに進行すると周りの歯茎だけでなく、骨にも炎症を起こし、骨が溶けるなどの状態になってしまいます。炎症や細菌感染が進行すると痛みや海が出るなどの症状を起こすようになり、ダメージが大きくなっていきます。

③インプラントが揺れ始めて脱落する

重度の感染を起こすと周囲の骨が溶けてしまうため、インプラントを支えている骨がなくなってしまいます。支えのなくなったインプラントは揺れ始めてしまい、抜け落ちてしまいます。

インプラントの寿命を長持ちさせるためには

インプラントの寿命を長持ちさせるためには

インプラントを大切にし、自分の体の一部として長期間使っていくためには下記のことに気をつけてください。

①インプラント治療に精通し歯科医師・歯科クリニックで治療を受ける。

日本の歯科医院では専門性があまり認知されていないので患者様もどこの歯科医院でどんな治療を受けるを悩まれることが多いと思います。みなさんが大学病院のような専門病院で治療ができれば良いですが、現実的には難しいです。

特にインプラント治療に関してはクリニックの先生によって得意・不得意があるので、大きくレベルが異なります。またインプラント治療は日本では自費診療のため、他院で治療したインプラントはトラブルになると困るので、診てもらえないことがよくあります。

インプラント治療に精通しているクリニックではどんな内容であっても対応してくれることが多いので、やはりそのようなクリニックを選んだ方が安心だと思います。

②定期検診を欠かさずに受診する

定期検診の大切なポイントは二つあります。

まず一つ目はインプラント周囲に歯の汚れが溜まっていないか、きちんと歯磨きができているかを確認し、周りを清潔にすることが大切です。万が一、周囲の歯茎に炎症が起きているようであれば早期に発見

し、治療法を考える必要があります。

二つ目に、人の噛み合わせは徐々に変化をしていきます。徐々に歯がすり減っていくことが原因で噛み合う歯の当たり方が変化をします。この噛み合わせの変化がインプラントに過剰に負担をかけることがあるので、定期検診のたびには噛み合わせを確認する必要があります。

③セルフケアの徹底

どれだけきちんと定期検診を受診したとしてもやはり、毎日の歯磨きがきちんとできることが一番大切になります。

インプラントが埋入されてから歯磨きの練習をするのではなく、残っているご自身の歯を守るためにもインプラント治療が開始される前に歯磨きの方法やフロスなどセルフケアを徹底できることが重要になります。

④禁煙の徹底

タバコとインプラントの相性が良くないことは根拠のある事実になります。タバコはインプラントだけでなく、ご自身の歯周病にも悪影響を及ぼします。

禁煙が苦しいことは百も承知の上ですが、インプラントを長持ちさせるためにもぜひ禁煙に取り組んでいただければと思います。

⑤全身状態の管理

上記でお伝えしたようにインプラント治療は身体の状態の影響を受けやすいです。具体的には糖尿病や骨粗鬆症などの影響を受けることがあります。

糖尿病は50代の男性が発症しやすい病気で、骨粗鬆症は40歳以上の閉経後の女性に発症しやすい疾患になりますので、身体の体調管理は大切になります。

インプラントを長く使っていただくための当院の工夫について

インプラントを長く使っていただくための当院の工夫について

当院ではインプラント治療を受けてくださる患者様が多くいらっしゃいます。全ての患者様に当院で埋入したインプラントを生涯使用していただくために、様々な工夫をしております。

①その場しのぎの治療をしない

歯を失って来られた患者様たちには、それぞれ歯を失うに至った理由があります。その理由を解明することなく、とりあえずなくなった部分にインプラント治療を行なったとしても、原因が解決されていなければ、次はインプラントがダメになってしまいます。

原因解決には精密な検査も必要ですし、時間もかかりますが、インプラントを一生物にするためにじっくりと時間をかけて原因を追求していきます。

歯を失った原因や歯周病などの口腔内のリスクが分かれば、それを回避するような治療の選択肢をご提案する事で、長くインプラントを使っていただけるようになります。

②きちんと品質が担保されたインプラント体を使用する

日本中で現在取り扱いのあるインプラントの種類は100種類を超えます。その中でも値段の高いものから安いもの。また使用された期間の長いものから短いものまで様々なものがあります。

生産される国はスイスなどヨーロッパからアメリカ、ブラジル、韓国、中国、そして日本製もございます。

その中でも当院で採用しているインプラントはスイス製とアメリカ製のものを使用しております。これらのインプラントを選んだ理由は、世界のシェアが高く、品質を証明する研究が数多くあるという点にあります。

シェアの高いインプラントは高価なことが多く、その他のコピー商品は格安で購入できるものもありますが、当院ではきちんと安心して患者様の体内に埋め込める良質なインプラントを使用しております。

③メインテナンスとセルフケアのプログラム

インプラントは歯が入って噛めるようになると治療が終わったように患者様は感じてしまいます。しかし、それは全く逆でインプラントが入って噛めるようになってからが治療の開始です。

インプラントは人工物なので、きちんとメインテナンスをしていないと体内から排出されてしまいます。

上記での述べたように口腔内のメインテナンスで一番大切なのは、患者様ご自身での歯磨きになります。

しかし、患者様によっても歯磨きがなかなか上手くできなかったり、手が不自由だったりと個人差があります。そこで、患者様それぞれの状態に合わせたセルフケアのプログラムをご提案することで、患者様に寄り添ったメインテナンスプログラムをご提案しております。

④かかりつけ医との綿密な情報交換

インプラントは糖尿病や骨粗鬆症などの全身的な病気との関連があります。治療前にこういった病気の既往歴があれば、必ずかかりつけ医の先生に全身の状態やお薬の内容、病状の経過についてお伺いします。

例えば、軽度の骨粗鬆症があった場合に、今までの骨密度の経過で今後も軽度の内服治療を予定しているのか、もしくは点滴や注射などの強い骨粗鬆症治療薬を使用予定なのかによって今後のインプラント治療方針は変わっていきます。

またインプラント治療をしたときは持病がなかったとしても、それ以降に発症してしまうことがあります。治療薬によっては副作用として歯茎が腫れやすくなる薬などもあるため、かかりつけの先生と密にコミュニケーションを取る事は大切になります。

⑤患者様と真摯に向き合う

インプラント治療が自費診療である日本では、他院で治療を受けた患者様が転院できず、次の歯科医院では希望しているような治療を受けられないことがあります。

これは他院で治療されたインプラントに治療を加えることで、万が一トラブルが起きて巻き込まれたら困るなという歯科医院の思惑があります。

この気持ちも分かりますが、それではインプラントで困っている患者様が相談をできる場所がなくなり、タライ回しされてしまいます。このような患者様を「インプラント難民」と呼びます。

今後当院でインプラント治療をしていく以上、インプラント治療を受けて不幸になってしまう方を1人でも減らしていきたいと考えておりますので、きちんと患者様が食事を楽しめるように責任を持って治療をさせていただきたいと思っております。

インプラントが寿命を迎えたらどうすれば良い?

インプラントが寿命を迎えたらどうすれば良い?

兎にも角にも、早期発見が大切になります。そのインプラントを残すための治療を考えるのか、もしくは撤去して次のインプラント治療を検討するかを判断する必要があります。

①インプラントを残すための治療

インプラント周囲炎などにかかってしまったインプラントを残すためには細菌感染をコントロールする必要があります。非外科的なアプローチをするか、もしくは外科的に感染している部分を綺麗にしていくかなど、インプラント周囲炎が進行しないための治療法を検討します。

②インプラントを撤去して次の治療

細菌感染のコントロールが難しい場合は、基本的にはインプラントの撤去が必要になります。インプラントを撤去した部分も時間と共に骨は治癒してくるので、再度インプラントができる可能性は十分にあります。

もしくは、すでに複数本のインプラントが口腔内に入っている場合は追加のインプラントはせずに、被せ物の交換だけで対応できる可能性もあります。

インプラントを撤去するか否かについては、インプラントの状態や患者様の年、ご希望などを総合して判断する必要があります。撤去せず残しておくことによるデメリットが大きい場合には、患者様に納得していただいた上で撤去させていただくこともあります。

まとめ:インプラントを長く使いたい方はぜひ当院にお越しください

まとめ:インプラントを長く使いたい方はぜひ当院にお越しください

当院は「インプラント専門歯科医院」ですので、来てくださる患者様皆様にインプラント治療で幸せになっていただきたいと考え、日々診療を行なっております。

そのために、患者様が安心してインプラント治療を受けていただけるような環境づくりを徹底しております。

治療費用が高く、治療期間が長いインプラント治療だからこそ、よりインプラントの寿命を延ばせるような治療計画を患者様と一緒に計画して、それを適切に治療していき、インプラントが入った後も良い状態を維持していただけるよう一緒にメインテナンスを進めていくことで、当院でインプラント治療を受けていただいた患者様は食事などに困ることなく、長生きしていただければと思っております。

また当院でインプラント治療を受けた方でなくても、インプラント治療のトラブルや治療後のメインテナンスにお困りの方がいらっしゃれば遠慮なくお問い合わせください。他院での治療を受けられずお困りの方はたくさんいらっしゃると思いますので、そういった患者様方のお力にもなりたいと思っております。

「インプラント専門歯科医院」として、インプラントでお困りの患者様がお一人でも減らすことができればと考えており、無料相談も行なっておりますので、ぜひ一度ご連絡ください。

監修者情報

福居 希(医学博士、口腔外科認定医)
大阪医科大学口腔外科で口腔外科認定医および医学博士を取得した。またアメリカのカリフォルニア大学(UCLA)のインプラント科へ留学し、インプラント治療を学んだ。
現在はフリーランス外科医として出張手術を行う傍ら、スタディーグループsurgical Implant Instituteを主宰し若手歯科医師を対象にインプラント外科を教える場の提供や講演会などでの発表をおこなっている。

診療時間
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【休診日】木曜・日曜・祝日

(※土曜にセミナーがある週は木曜に振替診療します)

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