24/12/07
インプラントかブリッジか迷ったら?費用やメリット・デメリットを徹底比較
患者様は左下奥歯に健康保険治療のブリッジが入っていましたが、長年使用しておりに歯にヒビが入ってしまい抜歯に至ったそうです。
抜歯後の治療の選択肢として、ブリッジや入れ歯も選択肢としてあったのですが、入れ歯を使われた経験があるそうで、入れ歯ではしっかりと食事ができなかったとのことでインプラントを希望され当院を受診されました。
レントゲン写真やCT画像を見ると一部極端に骨が吸収してしまっている部位があり、このままではインプラント周囲の骨が不足しているようでした。
そこでできる限りインプラントを長期間ご使用いただくためも、私はインプラントを埋入する治療と同時に、十分な厚みの骨を作る処置を行い、骨が痩せないような処置を行い、インプラント治療計画を立てております。
手術はインプラントの埋入手術と骨造成術(GBR法)を行いました。
現在では再生した骨や埋入したインプラントの状態も具合もよく、見た目的にも問題のない状態になり、これで入れ歯を使う必要はなくなり、お食事もしっかりと食べていただけるようになったと喜んでいただきました。
年代・性別 | 60代・女性 |
治療のリスク・副作用 | ・外科処置が伴うため、術後に痛みや腫れ、出血を伴います。 ・治療後のメインテナンスを怠るとインプラントの歯周病(インプラント周囲炎)になる可能性があるので、定期的に歯科医院で口腔ケアが必要になります。 |
治療期間 | 約10ヶ月 |
治療費用 | 総額:104.5万円(税込み) 内訳: ・インプラント埋入術:33万円(税込み)×2本 ・セラミックの被せ物:16.5万円(税込み)×2本 ・追加の骨を作る処置(GBR):5.5万円(税込み) |
福居 希(医学博士、口腔外科認定医)
大阪医科大学口腔外科で口腔外科認定医および医学博士を取得した。またアメリカのカリフォルニア大学(UCLA)のインプラント科へ留学し、インプラント治療を学んだ。
現在はフリーランス外科医として出張手術を行う傍ら、スタディーグループsurgical Implant Instituteを主宰し若手歯科医師を対象にインプラント外科を教える場の提供や講演会などでの発表をおこなっている。
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