歯を残すための裏技、その4”歯周再生療法” - 奈良でインプラント専門口腔外科医による治療なら「LOHASデンタルクリニック」
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歯を残すための裏技、その4”歯周再生療法”

今までのコラム①〜③では”虫歯”が原因で歯の抜歯が必要になった場合の治療法についてご説明をしていきました。。

本日のコラムでは”歯周病”で骨が溶けてしまった場合に歯を救うために行う「歯周再生療法」のご紹介をしていきます。

”歯周再生療法”ってなに??

日本人が歯を失う原因の第1位である「歯周病」。

2001年には”全世界で最も蔓延している病気”としてギネス記録にも登録されています。

このように日本だけでなく世界中に歯周病治療が必要な患者様がいらっしゃいます。

この歯周病の厄介なところは「サイレントディジーズ (静かなる病気)」と呼ばれており、気がつかないうちに歯周病は進行しており、症状(痛みや腫れ)が出たときには既に手遅れになっていることがあるという点にあります。ですので、定期的に歯周病検査やレントゲンのチェックを受けていただくことで、歯周病がないかのを確認する必要があります。

歯周再生療法の手順

この術式は基本的な歯周病治療を受けていただいたにも関わらず改善しないような骨の欠損などがあるときに用いたられる治療法になります。

重要な点はご自身の歯ブラシなどの基礎的なことができていないとなかなか効果の出ない治療法になります。

①徹底的な歯石や不良肉芽の除去

歯に歯石が残ったままであれば骨が回復することはないので、きちんと歯石の除去やその周りに付着している感染した不良肉芽の除去を行います。

②周囲の骨や歯茎を再生療法への前準備

骨の中に不良肉芽が残っていると骨の再生は得られませんので、きちんと掻爬を行い骨の面を綺麗にしていきます。

③歯周再生療法

骨面が綺麗にできれば骨補填剤(骨になる材料)や治癒を促進する液状の成長因子(エムドゲインやリグロスが日本では有名です)、また吸収されるコラーゲンでできた人工膜などを用いて、骨の再生を図ります。

患者様のお口の中の状況によってどの材料を使うかは個人差があります。

④治癒を待つ経過観察

歯肉がしっかりと落ち着き、人工の骨が安定してご自身の骨と馴染むまで経過観察を行います。

⑤セラミックのセット

歯肉や周りの骨の組織の安定が確認されれば、歯の土台を作成し、最後にセラミックの被せ物をセットしておしまいです。

歯周再生療法の注意点

注意点や適応しない歯もありますので、注意してください。

①骨が安定しないこともある

手術で補填した骨が生着せず、骨の欠損が改善されないこともあります。

②骨の再生にも限界がある

骨の再生にも限界があり、全体的に下がってしまった骨の再生は特に難しい場合があります。逆に部分的に深く骨が吸収してしまっている場合の方がより成功率が高くなります。

③外科的な処置が必要になる

歯茎をめくって、周囲の骨を整えるなどの外科処置が必要になるので、術後に痛みや軽度の出血、腫脹などが予想されます。外科処置が含まれるため、患者様の全身状態や飲まれているお薬の内容によってリスクが高くなる可能性もあります。

まとめ

このように部分的に歯周病が進行してしまい抜歯が必要になった場合でも、上手くいけば歯を保存できる可能性は残されています。

インプラントももちろん良い治療法ですが、天然の歯に勝るものはないので、良い状態で歯が保存できるようであれば残した上で治療計画を立てられればと思っております。

もしも、抜歯でお悩みの方は1人で悩まずに、検査・相談(11,000円/税込)を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

執筆・監修者情報

LOHASデンタルクリニック 院長 福居 希(医学博士/日本口腔外科学会 認定医)

LOHASデンタルクリニック 院長

福居 希(医学博士/日本口腔外科学会 認定医)

2010年に朝日大学歯学部を卒業後、大阪医科大学附属病院 口腔外科学教室に入局。大学病院・総合病院で口腔外科医として研鑽を積み、2014年にはアメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)インプラント科へ留学しました。2017年に大阪医科大学大学院にて医学博士を取得し、顎骨の再生治療を研究テーマとしています。中国中央病院 歯科口腔外科 医長、北大阪ほうせんか病院 歯科口腔外科 部長を経て、2023年に地元・奈良西大寺にてLOHASデンタルクリニックを開業しました。現在は自院での診療に加え、他院からのご依頼による出張手術を担当。スタディーグループ「Surgical Implant Institute」を主宰し、若手歯科医師へインプラント外科の指導も行っています。

  • 医学博士(大阪医科大学 第1037号)
  • 公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医(第1983号)
  • Surgical Implant Institute 主宰

Instagram(Surgical Implant Institute)

本記事は、LOHASデンタルクリニック院長・福居 希(医学博士/日本口腔外科学会 認定医)が執筆・監修しています。記事の内容は診療ガイドラインや学会発表等をもとに作成していますが、症状や適切な治療方針には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず歯科医院にご相談ください。

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